2022年03月22日

【ももふく便り 第5話】3月22日 思い出と命の動物園

こんにちは。フリーペーパーももふく編集長の豊島はるかです。

秋田県で生まれ育った皆さんの記憶の中には、どのような動物園の思い出があるでしょうか。
誰と手を繋ぎ、どのような風景・動物を楽しんだでしょうか。

秋田県で初めての動物園は、1950年に千秋公園の中に「児童動物園」として建設されました。

開園当初は、動物収集に難航したようで、多くは県民からの寄付された動物でした。
千秋公園時代には、お猿が機関車の先頭に乗り車掌をしていた「お猿の電車」が子供たちの一番人気でした。
熊、ライオン、アシカ、日本猿、オウム、亀、鯉など、こじんまりとした中でも約40種類の動物たちが展示されました。夜になると動物たちの鳴き声が、秋田の市街地に響いていたそうで、おおらかな時代を彷彿とさせます。
その後、1973年には現在の大森山に移転されました。

父と母、祖父母と手を繋いで歩いた思い出。
そしてまた自分の子供を連れて行き、動物たちを通して自然や命の大切さを教えます。
「動物園」は、親子代々の思い出をつなぐ場所だと感じます。

4月に発行予定の大人向けフリーペーパーももふくでは、秋田の動物園特集として千秋公園時代からの動物園の写真も多く掲載する予定です。
是非、スーパーや図書館、またCNAにも置いてありますので、手に取ってみてください。

懐かしい思い出探しにお役立てください。

記者プロフィール

豊島春香(とよしまはるか)

秋田県秋田市出身。会社員をしながら、県内発行シニア向けフリーペーパー「ももふく」の編集長をしています。 ももふくHP:https://akitamomofuku.com/

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