2022年01月18日

【ももふく便り 第3話】1月18日 趣味を見つける「絵を楽しむ」

 

趣味を見つける「絵を楽しむ」

「定年後に夫婦で楽しめる共通の趣味を見つけたい」                           「メリハリのある充実した日々を過ごしたい」

大人世代になると仕事に子育てに忙しい日々も落ち着き、時間にゆとりをもてるようになります。
自由な時間の中で、自分の「好き」を見つめなおし、新たな趣味を見つけてみませんか。

このコラムでは、若者の活動にヒントを得ながら、それぞれの体力や時間の使い方に合った趣味探しをお手伝いいたします。

今回は秋田で活躍するイラストレーターそふとめんさんから絵を描く楽しさを伺いました。

そふとめんさんは、子育てをしながら、パンフレット・広告・コラムの漫画作成などを行い、活躍の場を広げています。

━そふとめんさんが思う、絵を描くことの楽しさはなんでしょうか。

そふとめんさん(以下そふとめん) 私が趣味で絵を描く際に題材にするものは主に自分が好きなもの、良いと思ったものを誰かと共有したいという想いで描くことが多いです。

描いているときは好きなものと好きなだけ向き合うことができますし、描き上げたものを見返したときに思い出を振り返ることができることも絵を描く楽しさの一つだと感じています。

人間の記憶はどうしても薄れてしまうのですが、忘れたくない思い出は手を使って描くことでより深く記憶に残るように思います。

私もかけがえのない子供の成長を、自分の右手を使って心に刻んでいます。

「第2の脳」といわれる指先で描くことは、楽しかった思い出を大事に記憶することにもなりますね!
楽しく続けられる「脳トレ」にもなりそう・・・!
いままで絵を描く習慣がない私のような、初心者は、どこから始めればいいでしょうか。
アドバイスなどはありますか?

そふとめん 今まで絵を描く習慣がなかった人は、絵日記のように今日あったことや、その日、目に入った印象的なものなど、なんでもいいのでアイテムを一つ決めて描き始めることから入るのをお勧めします。

また絵日記は続かないという人は絵葉書サイズの紙に描くのもおすすめですよ。気に入らなかったら捨ててOKです。
うまく描くことにかかわらず、いかに楽しく描けるかが一番大切なポイントだと思います。
楽しく描けたものだけ集めてポストカードファイルに挟めると、お気に入りの一冊ができますよ。

入りやすい画材としては色鉛筆や水彩絵具がおすすめです。どちらも100均で購入することができるので、試しに使ってみて自分に合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。

なるほど!これなら費用の負担も少なく、気軽にお試しで始められそうですね!
ペンと紙があれば、自分の家でも旅先でも、時間や場所を選ばずにできる素敵な趣味ですね。
私にもできる気がしてきました・・・!普段目にしている風景や美味しかったもの・・・描いてみたくなってきました!


一歩進んで発信してみる

そふとめんさんは、TwitterやInstagramなどのSNSで、自身が実際に食べた秋田の美味しい食べ物や子育てについてイラストと共に発信し、人気となっています。

SNSで発信し、人とのつながりを楽しむことについてどう感じますか。

そふとめん 気づけばもう9年ほど描いたイラストをSNSに投稿しています。

初めの頃は手帳の隅に描いたイラストを投稿するようなレベルだったのが次第にそれを見てリアクションしてくれる人が増え、共感してくれたり、同じ方向を向いた仲間が増えたりと、どんどんつながりが広がる中で絵を描く楽しさが増してきたように思います。

また長年SNS投稿を続けたことで今まで描いてきた絵が積み上がっていき、以前描いたものよりもよい表現ができるようになって自信につながっています。

そふとめんさん、ありがとうございました。
日々食べたもの、季節に感じたこと、行った場所など自分なりのテーマを決めて始めてみるといいですね。

絵を描くことは、費用も少なく始められ、天候に左右されにくく、体力がない方でも安心してできるバランスの良い趣味だと感じました。

また、一人で楽しめることも良さの一つですが、SNSで発信することで手軽に人とのつながりもうまれます。

ぜひ、自分のペースで芸術を楽しめる「絵」を始めてみませんか。

そふとめんさんSNS
Twitter:@softmen0125
https://twitter.com/softmen0125

Instagram:@softmen0125    https://www.instagram.com/softmen0125/?hl=ja

 

記者プロフィール

豊島春香(とよしまはるか)

秋田県秋田市出身。会社員をしながら、県内発行シニア向けフリーペーパー「ももふく」の編集長をしています。 ももふくHP:https://akitamomofuku.com/

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